すみっこのblog

御影・渦森台・鴨子ヶ原の山の様子や 東洋医学、中医学、鍼灸のお話など。 うずもり鍼灸治療院(uzumori.com)、院長の日記です。

2025年10月

2025年 総括

さて、今年のまとめです。

・乳苗に挑戦
 育苗は確かに手間が少なく、期間も半分ですみます
 発芽機で発芽させ、発芽機内と苗を運ぶ用のアルミフレームに間をあけて並べました
 そのまま倉庫で二週間放置。
 (ただ、暗室等の処理はせず、外光は隙間から入ってくる状態) 
 さすがにそのまま田植えは怖かったので、二日ほど倉庫の扉を開けて、可能な限り外の光を取り込みました。

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 それでも黄ニラにような感じ。
 通常の育苗では強い光に当てると発育障害となるので、非常に不安でしたが…

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 無事育っていきました。

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 浅い田んぼのせいもあるのですが高温障害が多発しておりました。
 水はけがよすぎるため、かけ流しにしていましたが暑さには勝てなかったみたいです。
 それと他の田んぼでも出ていたのですが、水温上昇により肥料の被膜が溶けるのが早かったのか、葉の色が青々としすぎていたのも原因かと。

 乳苗に関しては確かに育苗の手間が省けることがわかり、生育もスタートダッシュが遅い以外は特に変わりなく感じました。なので、来年もトライしてみますが、今回の田んぼにはいないジャンボタニシと戦えるかが課題ですね。
 
 おまけ
  乳苗と一緒に置いていた苗(品種が別だったが、発芽にムラがあったので発芽機に置いていた分)を、木陰で一日放置した後、通常育苗に子たちと混ぜてみたところ…
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 でか!!!!
 これはこれでありかもしれません。
 日光への順化も、倉庫で二日、木陰で一日とシートをかけたり、外したりも不要。
 さらに、発芽機に入れてから水すら与えることも無いので、楽ちんです。

・コンバインの不調
 今期は雨が多く、患者さんに待ってもらっているので、焦って刈り取りしてしまいました。
  水分が多いと当然コンバインが詰まります
  詰まると、ベルトに負荷がかかるので切れます
 ということで、焦って作業しても良いことなしです。
 ベルトは予備で購入していたので何とかなりましたが、予備が無ければ納品までロスが生じます。
 ただ、詰まったおかげでコンバイン内部まで清掃することができ、構造を理解することができました。収納時も完璧に清掃できましたので、来期はトラブルなしで開始できそうです。
 あと、バッテリーも一年放置すると上がってしまうため、太陽光発電システムの方で充電しておきます。
 ベルトの方もエンジン→こぎへの伝達系は、RED-SⅡも一日でボロボロになりました。
 テンションかけすぎたのかもしれませんが、皮一枚つながっていました。
 クボタの人が言ってた通り、純正じゃないとまずいみたいなので、発注しておきます。
 でも、この部分のベルト、交換するの大変なんだよな~

・トラクター油漏れ
 一番仕事してもらうトラクターですが、シールの劣化が見られるようになりました。 
 右前輪は、分解して自動車整備工場にて打ち換え。年次改良があったのか、元の部品と形が替わっていましたが、漏れは止まりました。無事、部品代だけで修理完了。(お土産持っていくね~)
 PTO軸も、漏れ防止剤とオイル追加でだましだましやっていましたが、この数か月で完全に抜けてしまっていたので交換です。こちらは圧入等が必要ないので、一人で交換できそうです。

・乾燥機ベアリング交換
 今期はトラブルもなく働いてくれていましたが、いきなり停止…
 いつもの負荷がかかりすぎたのかと、中の籾を吸い出して再開しようともピクリとも回りません。
 しょうがないので、手で回して引っ掛かりを探りますが、こちらも動かず。
 ケースを外すと…あらあら、ベアリングがぶっ壊れております。
 すぐにクボタへ電話すると、たまたまメーカの技術者さんが近くで修理とのことで、移動の途中に寄ってもらうことに。さらに、たまたま必要なベアリングも持っているとのこと。
 なかなかベアリングプーラーが掛からず難儀しましたが、一時間ほどで交換完了。 
 ただし、内部のスクリューが摩耗してるかも、そして、もう部品の在庫はないとのこと。 
 こういう部品は後継機種でも使用して、供給を続けてもらえると助かるんですが…
 基本構造変わってないやん。
 メーカーさんお願いしますよ。

ということで、機械に関しては年々不具合が出てきます。
お米も現在の価格であれば機械への投資も可能なのですが、数年前は現在の1/3程の価格でしたので、そうなるとなかなか厳しくなります。
圃場整備から3年。
畔塗り機は買えませんので、簡易畔塗り機の作成と、ロータリーを改造してハンマーモアも作る予定。
冬の間は工作で楽しめそうです!!

ヒノヒカリ開始

アキサカリから2週間、ヒノヒカリも刈り取りです。
こちらは田んぼが広く、うちの乾燥機に入り切らないので、複数回に分けて刈り取りです。
緊張の中割り
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ど真ん中をモーゼのごとく開いていきます。
隙間がないので横の稲を踏まないように、ゆっくりと、慎重に進んでいきます。
去年は2回で刈り終えたのですが、今年は3回に分けないと駄目なようです…
患者さん、ごめんなさい…美味しいお米をお届けしますので、許してくださいませ。

で、乾燥に丸一日かかりますので、懸案だった肥料まき機のスタンドを作成です。
ネットで見たオリジナルよりも高く保持できるようにしてます。
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スタンドがあるだけで、トラクターへの付け替え作業が格段に楽になりました。
この子だけ、簡単に付け替えるアタッチメントが使えず、トラクター側をバラさないといけないので、付け替えがめんどくさかったんです。片付けも楽ちんになったし、大正解です!
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そんなに重たくないのですが、下のL字アングルがねじれてしまいましたので、余ったアングルで補強しました。

アキサカリ完了

稲刈りが終わると乾燥→脱穀→袋詰め→出荷と進んでいきます。
暑さでやられていたアキサカリでしたが…
思ったより、くず米や脱穀の際に砕けることもなく、無事玄米になりました
そして、早速試食!!
えっ、甘っ!!!
私のアキサカリのイメージを覆すものでした。きちんと歯ごたえもあり合格です!!
また、早稲&猛暑ということもあり、カメムシの影響も少なく、去年のヒノヒカリより収量もアップ!!
とりあえず、出荷せずに置いときます。

袋詰めはこんな感じ。
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左側にグレーダーという、粒の小さいお米を排出する機械と、計量器が一体となったパッカーからお米が出てきて、袋に入れられます。間違いはないのですが、一応昔の秤で重さをチェックしてから完了です。
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この秤は何年働いてくれてるんでしょうか、ご苦労さまです。
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