すみっこのblog

御影・渦森台・鴨子ヶ原の山の様子や 東洋医学、中医学、鍼灸のお話など。 うずもり鍼灸治療院(uzumori.com)、院長の日記です。

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GNSSを使ってトラクターのアシスト その1

ちょいと色々あって、稲を見に行けません。
お母さまお願いいたします…

というわけで、今はやりのトラクター自動運転まではいきませんが、アシストのための装置をセットアップしております。
自動運転の機械なんですが、廉価版!!なんて謳ってる製品でも100万円!!!!!
大規模農家や農業法人でないと買えません。

でも、色々調べているとスマホで真っすぐ走ってるか?どこを耕したか?を表示してくれるソフトがあることを知りました。
岩手県農業センターさんがWEBにアップされた、「低コストRTK-GNSSデータロガー活用マニュアル」です。
(おっと、いつの間にかバージョン上がってるわ)
スマホの位置情報は、そこまでの精度はないので、GNSS(GPSを含む、世界中のGPSみたいなもの)を使って、cmレベルの精度を求めるものです。
RTK-GNSSというのは、緯度、経度が確定した基地局で衛星電波を受信して、そのばらつきをネット経由で配信、移動局はそれを受信して情報を補正するものです。
都会であればそこそこ基地局があるのですが、田んぼがあるのは四国の真ん中。
なので、近くに基地局がありません。
それでも何とかなるかとセットアップしてみますと、いい精度です。
安定すると10cm程度のブレで収まります。
ただ、これは基地局が近い神戸の話。
徳島に行くとどうなるかわかりません。

衛星の精度等を調べていると、わが日本のGNSS衛星「みちびき」を使用したシステムを発見!!
CLASというもので、誤差情報を日本全国レベルで計算し、衛星から送信するもの。
なので、基地局も不要でネット環境も不要になります。
ただ、L6という周波数帯を受信できるアンテナと受信した信号を処理するシステムが必要。
現在は岩手県農業センターさんのマニュアルにある、L1,L2対応アンテナとu-blox社F9Pのボード。
これに、u-blox社C9DとL6アンテナがあれば簡単に構築できるとのこと。
もう買うしかないでしょう!!



しかし、そう簡単に行く訳なかった…

2022 お米作り 改造

一見元気に、わさわさと茂ってまいりました。
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一見とありますのは、若干稲が黄色いエリアがあります。
観察すると、病気ではなさそう。
どうも、根の酸素不足とのことらしいです。
今年は特に暑い日が続きましたので、水温が上がり、他の中の肥料源が分解される速度も上がり、その際に発生するメタンガスにより、さらに酸素不足になるようですね。
ガスに関しては、圃場整備後の去年の方がすごかったのですが、去年はそもそも田植え後にハゲ坊主状態だったので、よくわからなかったのかもしれません。

というわけで、古の革命児、「田押し車」さんの登場です!!
写真にもちょこっと写っていますが、本来は雑草対策用の機械なんですが、田んぼの土を薄く耕すという構造なので、根っこに空気を送ることも可能です!!

え…ただ、圃場整備でおっきくなった田んぼ。
押しても押しても、向こう岸にたどり着きません…
3反+2反&草取りで一日仕事です…
体中が痛い
これは何らかの機械化が必要ですね。
でも、こういう古い作業をやってると、ギャラリーがぽつぽつと。
田んぼの水を見に来た、おっちゃんらが声をかけてきます。
で、機械のやつが一時流行ったな~って。
なるほど!!
値段によっては買おうと思います(当然中古)が、改造も楽しい。

ちなみに、次の作業で活躍予定の子は、こちら。

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水田溝切機ってやつです。
手押し式のやつを格安で買って、フレームを強化して転がってた自転車と合体させました!!
乗用も売ってますが、なかなかのお値段。
おかげで、溶接というスキルを手に入れました!!
しょせん改造品なんで、椅子に座ると進みずらいですが、疲れたら座れるのでOKです。
田んぼの真ん中じゃ、座る所もないですからね。

ん?
この子に、田押し車の機能をつけてやればいいんじゃないの???

残念ながら、私の体重に耐えることは出来なかったです。
結束バンド複数本束ねてるから、数100Kgレベルで耐えれるはずなのに...
座席の位置や固定方法を再検討ですね。

2022 お米作り 安定期

なんとかバタバタと田植えも終わり、ひと段落の現在です。

こんな小さかった子たちが、
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二週間ほどで、
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まだまだ小さいですが、がっしりしてきましたね~。
昨年、苗が水没してハゲだらけの田んぼも、オフシーズンにトラクターで走り回ったおかげで、水没してるところはなかったです
それでも凸凹は大きいですので、ここの田んぼで冬の麦づくりは無理ですね~。

ただ、田植え機が植えてくれないところがぼつぼつと…
(写真のハゲた部分は、私のミスです 種まきからやり直したい…)
近くの先輩方に聞くと、田植え機の爪も消耗品やぞ!!と助言を頂きました。
4町植えたら交換かなって。
うちの田植え機が5年目?ぐらい。
4年前までは、一年で2町弱。
確実に4町、倍の8町近く働いてくれていますので、爪の様子を確認しないといけませんね。

昨年はほぼ田んぼに入らなかったので、反省して草取りをやってみました。
一日5反が限界。
歩いた後は、その夜から体の裏側(背中側)が足の裏から首まで筋肉痛。
今年は雑草対策も豆にしないといけませんね。

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鳥さんたちも大きくなりました

2022 お米作り 田植え

米作りの一大イベント!!
やっと田植えです。


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30℃越えの中、田植え開始。
田植え機には屋根がありませんので、暑い暑い。
二回目の田植えですが、やっと田植え機の設定が解ってきました。
来年はもっと頑張ろう!!!!!

それと、今は軽トラには24枚しか苗箱が積めませんので、約2反ごとに取りに帰らないといけません。
1日で5反ほど植えますので、作業効率を考えると改良の余地ありです。

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2日ですが、田植え機さんお疲れまでした。

こんな感じで、農機具は年に数回使うだけのものが多い。
うちでは、トラクターは使用頻度が高いですが、
種まき機…1回/年
田植え機…2日/年
コンバイン…2日/年
乾燥機…1週間/年
脱穀機…2日/年
と。
トラクターの後ろにつけるやつも、
肥料散布機…2日/年
代掻き機…1週間/年
てな感じ。
結構な金額です。
稼働率を上げるためには、耕作面積を広げて機械を供用できる裏作もしないといけないな~。

昔は、こんなに機械買えるほど収入があったんでしょうか?
現状では考えられません

そうそう、少量ですが塩水選ではじかれた種籾をおかんが育ててました。
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元気に育っていらっしゃいます。
塩水選いらんやん…

2022 お米作り 育苗2

前回、育苗機の反省から改良案を色々考えていました。

アルミでフレーム作って、軽トラにも積めるようにすれば便利だよね~。
でも、アルミの溶接難しいらしいから鉄のアングルで…
すると、1.2mが80本ぐらいいるやん!!
一本1000円で買えても、アングルだけで8万円…
アルミの軽トラ用苗箱運ぶやつ使えへんかな?
苗箱運ぶ棚は間隔が広い(15cmぐらいかな)から段数足りん。

使えるもの納屋に落ちてないかな~
と、実家をぶらぶらしてますと…これ使えるやん!!ってかんじの鉄の棚が!!
ただ、車で踏んだのか、一部歪みまくっています
でも8万円には勝てませんので、ハンマーでたたきまくって何とか形に。
で、育苗機に合わせてみますとピッタリのサイズ!!

あまりにもびったりなので、育苗機のHPを見てみますと、純正オプションやん
というわけで、
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完成です。
なんで使ってなかったんやろうか…
来年は一安心です

苗の状況ですが、今一つ伸びが悪いのでもう少し成長を待ちます。
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ここ最近天気が良すぎですので、日よけをしてあげないと。

田んぼの方は、
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お隣さんの麦が、収穫を待っております。
うちも去年、もち麦を実験で植えてみましたが、一本も芽が出ませんでした。
近所の人に聞いても「ありえない」と。
ネットで買った種が悪かったのか…今年は知り合いに肩に入手をお願いしています。

2022 お米作り 育苗

いよいよ、発芽機から取り出します。
ちょっと伸びすぎたようです。
ちょび髭状態から3日でこれです。
発芽機も育苗機を兼用できるように改良が必要なです…
残念ながらず~っと付いているわけにもいきませんし、上の苗箱と下の苗箱で苗の状態が変わってしまうのも問題です。
どのようにこの機械を使っていたのかがわからないのがつらいところ。
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上の方は重しが無いので伸びていきますが、下の方はさすがに持ち上げられません。
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外に並べます。
曇り空でちょうどよいお天気です。
いきなりお日様に当てると枯れてしまうので、一週間弱かけて慣らしていきます。
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曇りが続くようで、苗たちにとっては最高の天気が続きます
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同時に、田んぼの準備もしているのですが、毎年邪魔者がやってきます。
アオサギの雛だと思いますが、たのしそうです。
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おめでとう!!


本日、誕生日おめでとう!!です。

2022 お米作り 発芽、種まき

発芽騒ぎですが、農協に聞いたところ「発芽ではない」とのこと。
確かに、芽の場合は横に伸びるのですが、うちのは麦の穂のようにまっすぐ伸びてます。
これが何なのかは不明なまま、水につけてから13日。
(水温10度で約10日なので、下がっても17度の水温なので、すごく時間かかってます
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少し大きいかな?ですが、いい感じです。

急いで、種まきの開始です。
田植え機を使いますので、それ用の箱で育てる必要があります。
まずは、底の部分にスポンジみたいなマットを引きます。
当然土を引けばいいのですが…土でやるととてつもない重さに…
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水を含ませたマットに、発芽した籾をまいていきます。
なぜか我が家では、種まき工程の機械だけ更新されることなく昔のまま。
祖母が農協で購入したとのことなので、30年以上前の機械が現役です。
(後ろに映ってる精米機も古いですね~)
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まいた種の上に土をかぶせていきます。
こちらが30年以上頑張ってくれている機械でございます。
シンプルなんで、少々壊れても修理できるのも昔の機械のいいところ。
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今の機械ですと、マットを載せた苗箱をベルトコンベヤーに載せると、
水→種もみ→土
と、3工程一気にやる機械がございます。
う~ん、来年までに改良してやろうか…

去年であれば、プール育苗ということで小さな、真っ暗なハウスを作ってそこで大きくしていくのですが、せっかく育苗機がありますから、使ってみたいと思います。
育苗機ですと、均等に成長するとのことですので、実験です。
気温の変化が激しいのでしょうか、最近は予想と実際の差が激しすぎて予定が立てづらいんです

そして、2日後には1cmに伸びてます~
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ん?
あら?
全然出てませんが???
高さも5mm程度。
温室なので、気温関係ないんですけど???
なんでやねん…
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