コネクタ類と簡易ロジアナが入手できたので解析しましょう。

ロジアナの使い方が今ひとつわかりませんが、モニタしてるとデータが出力されているかどうかはわかります。

まず、ジオセンスさん同士で確認。

USART1同士で接続すると、データが流れていることが確認できた。

しかし、なぜかGNSS検出が秒単位で途切れるので、FIXにならない。

試しにD9C→F9P間のUART接続配線を外すと…
途切れることなく40位の衛星を捕捉し続けてる。

UART1→UART2でも同じ。

というわけで、UARTの設定をUBX+NMEA→UBXのみに変更したら安定しました。

D9CからのNMEAデータが悪さをしていたみたいです。

では、F9PをArduSimpleに変えてみましょう。

UART1をロジアナで覗くと、全く反応なし。

UART1ポートが物理的に有効になっていない?

で、F9Pの説明書の端子説明を見てみると、
42 TXD / SPI_MISO O Host UART output if D_SEL = 1(or open). SPI_MISO if D_SEL = 0 

43 RXD / SPI_MOSI I Host UART input if D_SEL = 1(or open). SPI_MOSI if D_SEL = 0

なので、D_SEL=1(or OPEN)にしないといけないが、ボードに端子が出てきてない!!
設定できないじゃないの...

OPENになっていることを信じて、続けていきましょう。


説明書を読んでいるうちに、いつの間にか補正データが渡されてFIXしてる…???なんで???

電源落として、再起動。

今度は、UART1が沈黙。UART2でUBXデータを受信してる…もう意味不明…

でも、デジアナではD9C→F9Pでデータが見える。が、Floatにもならないので処理できていない模様。

ArduSimpleのホームページを探してみるが、マニュアルはなし。
ただ、ボード上の端子の説明があったので、目を通してみると。
IOREF: this is an input that will define the voltage levels of the next pins. If you input 1.8V, the next pins will be 1.8V level. It supports from 1.2V to 5.5V.
(next pins = UART1,2のpin)
ん?UARTの端子電圧を決める入力だと!!

D9CのUART出力レベルがわからないので、
とりあえず、3.3Vを突っ込むとUART1で何かを受信し始めた。

FLOATになったということは、CLASできてるのかな?
でも、いつまでもFloatのまま。

試しに、IOREFをOPENにしたら、UART1からのデータ量が増えなくなった。

でわでわ、ということで5Vを突っ込んでみると…
FIX
しました。

というわけで、ArduSimpleのボードでUART1を使う場合は、IOREFに設定が必要ということですね。
※後日、3.3VでもFIXしました。
 本来3.3Vの端子なので、こちらの方が安全かと。

最初から端子説明読んどけばよかった…(F9Pボード買い増ししなくてよかったのに…)
この世界を離れて10年以上なので、いろいろと取り戻すのに時間とお金が掛かりました…
まあ、お勉強、お勉強。

でも、SLASシステムが完成したのでOK!!!!!
稲刈り後のトラクターが楽しみです!!!!!

これで必要システムはGETできました。
が、せっかくF9Pボードがもう一枚、しかもCLASをサポートしてるF9P-04チップのボードがあります。

せっかくですので、ジオセンスさんF9P&D9C+RN42(Bluetooth)を試しましょう!!

でわ、ジオセンスさんのボードとRN-42ボードを接続。

まずは電源とグランド。

RN-42ボードにある電源ポートは3.3vですが、ジオセンスさんのボードには3.3v出力がありません…

また、RN-42はUSBからの電源(5v)で動作しますが、5Vの接続場所がありません。
USBケーブル改造して、USBポートから5V突っ込めるようにしないといけないです。


続きはまた今度。