寒さもひと段落ですかね。
抜けるような青空が広がってます 
どっか行きたい…

 で、患者さんからの素朴な疑問。
「冷たいものを飲んだら、胃が冷たく感じるんですが、胃も冷たいことを感じるんですか?」

 むむむ。
「喉元過ぎれば熱さを忘れる」 というように、温覚は食道上部までではないのかな。
ただ、温度変化によって粘膜・胃の筋肉が収縮することで(この時点で冷たさを感じる何かがあるってことですけどね)圧力などの物理的な力を感じる神経終末が反応。
さらに、脳は「冷たいものを飲んだ!!」ということを覚えてますので、両方を合わせて感じるのでは?
また、冷覚は体の危険レベルとして痛覚(一次痛、刺す痛み)と同じぐらいのレベルなので感じてるかもしれませんね。
と伝えながら、調べておきますとお答えしました。

で、調べてみました。
インターネットは便利ですな

温覚(温点)は胃には無いみたいです。
冷点も胃には無いようですね。
確かに、体の中は常に37℃ぐらい(腋の下の温度+1℃ぐらい)で保たれていますから必要がないといえば必要がない。
ただ、胃は内臓としては唯一、外部から入ってきたものを一旦ため込む部分。
なので、冷たいものが入ると…必要かな?とも思っていました。
熱いものは吐き出しますが、かき氷やアイスクリームみたいに冷たいものは食べれますもんね。 
でも冷点も温点もないそうです。

じゃあ、「冷たいものを食べたら胃が収縮」するってのはなんででしょうか?
胃は冷たいものを感じないはずだけど???

新たな疑問が・・・
続く。