結構多くの方が訴えられているようです。

私も開院当初に、硬い椅子のせいで両足親指近辺がしびれていました。
現在はほとんど感じない程になっています。

一般的に、両側でしびれが起こると中枢性と言われていますが、そうでもないこともわかりました。
(片側でも中枢性の場合がありますので、 他の症状をちゃんと確認しないとだめです)

ただ、前回は血行不良は✖で、圧迫が〇じゃないかと言ってましたが、現在は考えが変わりました。
圧迫→血行不良(局所的)→神経軸索にダメージ→しびれ ではないのかと思います。

正座をしたあとにしびれが来ます。
そのとき、触っても(おそらくつねっても)痛みは感じません。
少しすると痛い!!ってなりますが。

この時、神経末端にある痛み受容器が痛みを検知しても、受容器からシナプス(他の神経細胞への中継場所)までをつなぐ神経軸索が酸欠などによってダメージを受けているため、伝えられなくなっているのではないか?
で、ダメージを受けた神経軸索が何らかの電気を発生することで、圧迫を受けた場所から遠い部分すべてがしびれている感じが出るのではないかと。
※動くものはほとんどが電気を発生させます。
ちょっと違いますが、ライターの着火器なんかは押せば火花が飛びますよね。 

また、動かす方(運動神経)を見ても、正座後のしびれているときは動かしづらい。
運動神経や鋭い痛みを感じる神経は、伝える速度が速い反面、酸欠には弱いという性質がありますので…あながち間違ってはないのではと思う今日この頃です。

手足のしびれに関しては、各関節周りの筋肉による圧迫が原因となる場合が多いです。
これが胴体に近づくにつれて、神経は深く、筋肉は何層も重なってきますので難しくなってきます。
いずれにしても、しびれている神経に沿って反応点を探って治療していくことで回復できます。

ただ…しびれを完治させるのは時間がかかることが多いです。
症状の緩和であれば、圧迫されている部分を緩めることでかなり楽になるようです。